毛虫の種類
イラガ
                                
                                体長は25ミリ程度で、緑色をしたずんぐりした体形に、刺々しい毒棘を持ち、触れると激しい痛みを感じます。
                                他の毛虫にもあることですが、直接毛虫に触らなくても、毛虫のいる木の下を通ると、風に流された毒棘によって、
                                激しい痛みを感じることもあります。イラガは通常7~8月と9~10月の年2回発生します。様々な樹種で発生しますが、
                                サクラやウメ、カキなどのバラ科の木に多く見られ、クリやカエデ類にも生息します。
                            
チャドクガ
                                
                                1齢幼虫は4~5ミリで成長すると25ミリ程度になります。淡黄褐色で細長く数十匹が一カ所に群れて、一つの枝の葉を食い尽くします。
                                このチャドクガも直接虫本体に触らなくても、毒針毛が風になびき体に付着すると、激しかぶれとかゆみを生じます。
                                4月ごろの春先と9~10月ごろの年に2回発生します。サザンカやツバキなどのツバキ科の植物の葉を食害します。
                         	
アメリカシロヒトリ
                                
								成長した幼虫は10ミリ程度で白っぽく細長い形をしています。4~9月ごろ年2~3回発生します。多くの種類の樹木を食害し、害を及ぼします。この種も刺されると痛みを感じます。
							
マイマイガ
                                
								幼虫は典型的な幼虫で成長すると60ミリほどになり、糸を吐いて木や屋根などからぶら下がっている様子から、
                                別名ブランコケムシと呼ばれており、風に吹かれて広い範囲をお移動します。
                                触ると少し痛みとかぶれが生じますが、上記のケムシほどの毒性はありません。
                                春から夏にかけて発生し、あらゆる植物を食害します。
                                この種の問題は約10年周期で大発生し、すさまじい個体数と食欲であらゆる植物を食害します。
							


