ムカデ
日本に生息するムカデは、オオムカデ目・メナシムカデ目・イシムカデ目など100種以上が確認されています。
大きさは4~5㎝位のものから、トビズムカデ・アオズムカデ・アカズムカデ等15cm以上の大きさのものもいます。 体型は細長く頭部と胴部は同じ太さで、頭部に触角があり大きな顎肢を持っていて、咬まれるとヒスタミンやポリペプチドの毒性でひどく腫れ激痛に襲われます。ハチに刺された時と同じで、2回目に咬まれるとアナフィラキシーショックを起こす場合もあります。
ムカデは乾燥に弱く、湿った石、木の根元・落ち葉や植木鉢・プランターなどの下・石垣の間などに隠れていて、 夜行性なので暗くなってからエサを探しにうろつき、建物の中などに侵入してきます。 4~5月ごろから出てきて梅雨時が特に多くみられます。8月の炎天下の時はあまり見られなくなり、 9~10月ごろにまた見られるようになります。
ムカデの産卵は3~6月ごろに石の下や落ち葉の下など湿ったところで行われます。 ムカデのメスは子煩悩で卵や孵化仕立ての幼虫を外敵から守る習性があります。 ムカデはほかの虫に比べ比較的長生きで、4~5年生息します。 ムカデはコオロギやゴキブリ・クモなどを捕えて食べる肉食性で人間の食するハム・ソーセージ・肉類なども食べます。
建物の周囲にエサが不足すると、換気口や入り口や外壁をよじ登って直接2階の窓からでも侵入して来ます。床下や網戸の隙間から、扁平な体なので容易に室内に侵入してきます。ムカデは夜行性なので、夜就寝中に侵入してきて、被害を受けます。
ヤスデ
ムカデに似ていますが、体長は小さく2~7センチ程度で、体節から2対の足が出ていますが、ムカデほど長くなくそのため歩く速度は遅くモゾモゾト動きます。ヤスデは畑や雑木林の石の下や落ち葉の下の土中に生息し、落ち葉や枯草、菌類などの植物性のものを食べて、そのフンは有機性に富み作物や植物の栄養源になります。 ヤスデのフンは土中の微生物の育成にも貢献していて、良質の森林づくりや肥沃な畑の土壌作りには一役を担っています。また、ムカデのように毒も持っておらず、人間に直接的な被害は与えません。
ではなぜ、益虫としてのヤスデが嫌われるかというと、ヤスデの発する臭いです。ヤスデに触ったり・踏んづけたりすると不快なにおいを発します。これは体の側面にある臭腺と呼ばれる器官があって、外的刺激を受けると、ここから独特のにおいのある臭液を分泌するためです。また、その場の環境(例えば、枯れ草が多く堆積しているような状況)や、温度や湿度などによって異常に大量発生することがあります。その一部が建物の外壁や中に侵入してくると、大問題になります。
※このようなムカデやヤスデの駆除対策は簡単にはいきません。
(市販の粉剤を建物の周囲に撒くだけでは十分な効果が得られません。)
建物の床下や広い範囲の外周まで、駆除範囲を広げなければなりません。
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