ネズミの種類
日本に生息する鼠の種類は、20数種で私たちが対象とする家ネズミは、次の3種類です。
クマネズミ
体長15cm~20cm
本来は屋外種ですが、近年建物の壁内や天井裏などで生息し営巣します。性格は警戒心が極めて強く、雑食性で種子・穀類・果実などを好んで摂取します。パイプ・ケーブル・ダクトやシャッターなど上下の隙間を移動経路とします。
ドブネズミ
体長20cm~26cm
屋外では巣穴を掘って営巣するが、屋内では床下などに営巣します。性格は獰猛で、食物種のほかに動物質を好んで摂取します。立体的に移動する事はあまりなく、比較的低い場所を好み、排水溝・下水溝などを通って行動します。
ハツカネズミ
体長5cm~10cm
屋外では地中に巣穴を作るが、屋内では荷物などの隙間に営巣します。小型なので行動範囲も小さく、少量の餌で生活ができ、種子・穀類・粉類を好んで摂取します。
ネズミによる被害
衛生的な被害
1.人を咬んだり、フンや尿により食物を汚染し、食中毒の原因をつくります。
2.ダニ・ノミ・寄生虫をばらまき人体に被害を及ぼし伝染病や疾病をひきおこします。
経済的な被害
1.家の食物・店の商品の食害や汚染を引き起こします。
2.建物の柱やドア・配管・配線をかじって被害を起こします。
3.また、配管をかじって濾水を引き起こしたり、配線をかじって停電や火災を引き起こします。
4.店舗での鼠の出現による経済的な被害も引き起こします。
ネズミの防除
鼠の防除は、まず建物内外の状況調査からスタートし、侵入経路・外部環境・内部生息や被害状況などの調査を十分行ってから防除いたします。
1.環境的防除…生ごみ・食物の管理鼠の侵入経路や通路の遮断。
2.物的防除…粘着トラップ・捕鼠器・防鼠資材の活用。
3.科学的防除…殺鼠剤・忌避剤の活用。
ネズミ防除の手順
事前調査
鼠防除施工を行うにあたり、あらかじめ十分な状況調査を行います。鼠の侵入経路・侵入口・鼠の出没場所鼠の巣・被害状況・建物の状況及びその内外の環境を十分に調査することで、的確にかつ効率よく防除施工が行えます。
調査結果の分析
鼠の種を同定し、侵入経路の特定、内部の生息状況の確認を致します。
防鼠対策
調査結果をもとに、侵入経路の遮断・粘着シート・捕鼠器の設置・殺鼠剤の配置及びそれぞれの点検確認・死鼠の回収等を実施致します。
作業結果報告
防除施工に基ずき防除内容をお客様に報告し現状及び今後の対策をご相談させていただきます。
保守管理
定期的に鼠の生息状況を管理し、新たなフン・ラットサイン(鼠の足跡などの汚れ)の確認・粘着シート・捕鼠器の点検・目視・聞き取り調査を実施いたします。
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